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片方聞いて沙汰するな。

「片方聞いて沙汰するな」

以前、NHKの大河ドラマ『篤姫』で初めてこの言葉を聞きました。

言葉通り、片方の言い分だけ聞いて判断せず、

色んな方向から言い分を聞きなさい、ということですね。

同じ一つの事柄でも、立場や環境が変われば意見もかわるし

人それぞれの視点も考え方も違います。善が悪にもなり得ます。

だから、常に色々な人の意見を聞いて自分の考え方に偏りがないか

注意した方がいいということです。

とても印象に残った言葉だったので、それ以来、ずっと肝に銘じてきました。

そして、最近この言葉を改めて実感することがありました。

 

ちょっと分かり難いかもしれませんが、例え話をするなら、

あるグループにABCという人間が居て、

Xという人間をグループに誘うかどうかを話し合ったとします。

Xがグループに入れば、飛躍的にそのグループの成長が見込まれると

Bが進言したからです。

しかし、実際にリーダーのAとXが会って話してみると、お互いに良い印象を持たなかった。

AはXの風評を自分の親しい人物だけに聞いて、あまり芳しくないという評判を聞きます。

結果、AがXのことを「あのXという人は信用できない」と言ったとします。

そしたら、BCは同じ仲間でもあるし、リーダーのAのことを何も疑うことなく信用します。

しかし、後々そのAがグループから離れて行った時、

そのAこそが信用できない人間だったことがわかります。

何事も片方の言い分だけ聞いても是か非か、真実か嘘かというのは

わからないということです。

 

こんなことは日常茶飯事で起こっていることで、

今更、という気がしないでもありませんが

実際、私たちは無意識にこれをやっています。

 

自分の聞きたいことだけ聞いて、見たい物だけしか見ない。

そして、それだけを信じている。

自分にとって都合のいい情報だけ選んでそれを信用する。

そして、心地よい言葉を言ってくれる人を自分の味方と思っている。

それが、本当に自分のためになるのか。

そんな狭い世界で成長できるのか、甚だ疑問です。

 

しかし、聞く耳を持たない人には何を言っても通用しません。

その人のためになると思って厳しいことを言っても聞いてもらえない。

その人にとってもう自分は「味方」ではないから。

そんなことを最近身を持って経験しました。

「片方聞いて沙汰するな」

もう一度、自分にも言い聞かせている今日この頃です。

 

 

 

 

 

 

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