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私の結婚観を決めたもの。

先日、私の見合い話の経緯を書きましたが、

そもそもの私の結婚観についてお話しします。

 

私は田舎生まれの田舎育ちで、

封建的で保守的な社会の中で成長しました。

つまり男尊女卑の考え方が色濃く残っていて

亭主関白は当たり前。

男は仕事、女は家庭。

だから、母が家計を助ける為に仕事に出ても

父が家事の助けをするなんてとんでもないことだったし、

母は朝早くから夜遅くまで働きづめでも

父が何かを手伝うどころか、横の物を縦にも動かさない。

仕事から帰ったらお風呂に入り、

その後はドカッと座って晩酌を始めて、後は寝るだけ。

また、母が職場の忘年会や友人と出かける時も

舅姑から小言や嫌味を言われ、肩身の狭い思いをしていました。

母に限らず、周りの主婦は皆そうでした。

それが当たり前のことでした。

 

でも、そんな光景を幼い頃から見てきた私は、

何故か周りの空気に同化することもなく

「何で女ばっかり働かないといけないの?」

「一緒に働いてるのに何で男は何もしなくていいの?」

「何で女は遊びに出かけたらいけないの?」

と、ずっと不思議に思っていました。

 

だから必然的に成長するにつれて、

“こんなに苦労ばっかりして自分のやりたいことも出来ずに我慢して

自由なんか全然なくて、子供の成長だけが生きがいなんて惨めだ!!

何の為に生まれてきたのか分からないじゃん!!

結婚なんかしない方がいいじゃん!!”

という考えが刷り込まれてしまったわけです。

 

そして、それに追い打ちをかけるように

中学生の頃だったか、読んだ本がありました。

それは、渡辺淳一の『花埋み』。

日本最初の女医である、荻野吟子という女性の生涯を描いたもので、

テレビドラマ化、舞台化もされた渡辺作品の感動長編の一つ。

以下、大体のあらすじ。

「18歳で結婚した吟子は、夫からうつされた病気が原因で、
子どもができない身体となってしまい離縁されてしまいます。
そして、その病気の治療に際し、異性に診察される恥ずかしさを感じた彼女は、
同様な屈辱を感じる女性のためにも、医師になろうと志します。
まだ、女性が学問を究めることに対し、偏見や障害があった時代にそれらを乗り越え、
道を切り拓いてきた一人の女性の波瀾にとんだ生涯を描いた感動の名作。」

この本を読んで一層、男性の身勝手さや傲慢さを認識して

結婚というものに夢や憧れはこれっぽっちも抱かなくなってしまいました。

結婚は女性を縛るもの、自由が無くなるもの、という観念しかなくなってしまったんです。

 

もしも、あの時、

周囲に、お互いを労わり合い寄り添って幸福に暮らしている夫婦がいたら

私の考え方も少しは変わっていたかもしれません。

子供の頃の環境や周りの大人の言動はその後の人生に大きく影響するものですね。

今は、若いカップルや夫婦は共働きをして、

男性が家事を手伝うのは当たり前になっています。

もしこの時代に生まれていたら、

私の人生も全く違ったものになっているかもしれないなぁ~と、時々思います。

 

 

 

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